実際にはそこに居ない虫が見える母。
老化現象のひとつで幻視と言うらしい。
コロナが流行ってる為電話でしか話して無いので、最初、私は本当に虫がいるんだと信じてた。
壁のコンセントの穴から小さい虫が出てくるらしい。
私が住んでいた頃は虫なんていなかったので、父に、何でそんな所から虫が出てくるのか聞いてみた。
父曰く「虫なんかいない。」
母の幻視と知って驚いた。
ちなみに母は認知症のテスト?を定期的に受けに通院しており、認知症予防の薬みたいなのも服用しています。
毎日お料理もしてるし、お買い物も一人で行ってるので、認知症予備軍的位置みたいです。
そう言えば、母方の祖母も晩年、そこに居ない人をよく見ていた事を思い出した。
窓の脇におかっぱ頭の女の子が居る。とか、あそこに男の人が居る。とかよく言っていた。
祖母はその人達が実在しない事を自覚しており、その人達の事を幽霊と呼んでいた。
そして、その幽霊は犬が来ると何処かに逃げて行くらしい。
犬が蹴散らしてくれると言ってた。
でも、その犬も実在しない犬だった。
祖母が嫌がってる幽霊とやらを犬が蹴散らしてくれるなら、
本物の犬を飼えば、幻視幽霊問題は解決するんじゃないの?
と、当時の私は思ったけど、大人の事情で生きてる犬は飼えないようでした。
祖母の幻視は人で、母の幻視は虫かぁ。
虫は人よりはマシな気もするけど、虫、不愉快だよねー。
幻視ってやっかいだよねー、殺虫剤も効かないし。
幻視って嫌な物しか見えないのかな?と思い、調べて見たら、
嫌な物の方が多いけど、中には
あたりが一面が花畑になっている。
猫が見える。
なんてのもありました。
あと、本人が混乱するので幻視を否定してはいけないそうです。
否定はしないよ。
見えるんだから仕方ないよね。
コロナのせいで、このままだと認知症が進行しそうな気がするけど、
なんとか踏ん張って欲しいな。
出来るだけ毎日電話して、楽しい話をしようと思います。
それと、熱中症も厳重警戒してもらわなくちゃ。
私の文鳥さんはちょっと冷たい。
生きてる虫も結構やっかい。