桜文鳥sakura 
白文鳥キャスリンちゃん、
虹の橋を渡りました。
もっと一緒に過ごしたかった。
ずっと一緒に過ごしたかった。
これからキャスリンちゃんのいない世界で、生きて行かなくはいけないのはとても辛いです。
いつもの平和な午後、私はトイレに行く為にキャスリンちゃんに「トイレに行って来るね。」と声をかけて部屋を出た。
トイレに行く時はちゃんと申告してから行かないと「チュン（何処に行くの？）」って聞かれるから。でも、行き先を言っても部屋を出る時は「チュン」って言われる。
トイレの帰りに飲み物を入れて部屋に戻った。
ゲージを見たら、キャスリンちゃんの姿が見えなかったので、ゲージの敷紙で遊んでるんだと思った。
覗いて見たら、倒れていた。
そっと抱き上げた。
温かかったけど、息をして無かった。
何故死んだかはわからない。
数年前に、心臓肥大と不整脈があるので、突然死の可能性があるとは言われていた。
でも、突然過ぎた。
亡くなる2日前の、キャスリンちゃんの最後の写真です。
携帯で撮ろうとしたら、突進して来た。
元気だった。
普通に私と一緒に遊んでた。
まだ温かいキャスリンちゃんをしばらくナデナデしていた。
後頭部を撫でるとクチバシが動いた。
私は、「やっぱりキャスリンちゃん生きてるじゃない！びっくりしたよ、もう！」と、一瞬本気で思った。
一瞬でも生きてると思いたくて、同じ事を何回かしたけど、生きて無かった。
その後は、キャスリンちゃんの匂いを思いっきり嗅いだ。
キャスリンちゃんはとっても良い匂いなのだ。
ずっと嗅いでいたい。
時空連続体について考える。
平行宇宙は理論上は存在するらしい。
インターステラで言うところの5次元空間に近い？
私とキャスリンちゃんは少し時空をずらせば、キャスリンちゃんと一緒に、キャスリンちゃんが生きてる時間軸に行けるはずだと思った。
でも、どこにも行けなかった。
現実に戻ると、沖縄は２月とは言え夏みたいなモノなので、火葬をしなければいけない。
インターネットでペットの火葬屋さんを探す。
移動車で来てくれるいい感じの火葬屋さんを見つけて、電話をした。
その時既に夜の10時を過ぎていたので、悪いかな？と思ったけど、24時間受け付けとの事で電話した。
地域の担当者から折り返し電話があるとの事だった。
夜11時頃折り返し電話が来た。
沖縄は暖かいので、次の日の火葬を希望したけど、予約でいっぱいらしかった。
遅い時間でも良いと言ってみたけど、遅い時間も予約でいっぱいで、今現在も火葬中との事だった。
夜の11時過ぎまで沖縄のペットの火葬屋さんフル回転してて驚いた。
終わるのは0時過ぎるらしい。
諦めて明後日の午後に予約した。
当日、午前中も予約があるから、遅れるかもしれないと言われていたけど、予定通りの時間に来てくれた。
いい感じの人だった。
キャスリンちゃんの体にお別れをした。
火葬には1時間位かかると言うことで、少し遠い方のコンビニに時間つぶしに買い物に出かけた。
帰り道で30秒ぐらい雨が降った。これが涙雨ってやつ？と思った。
その後キャスリンちゃんの匂いを1分くらい感じた。
キャスリンちゃん、今天国にいってるんだなぁと思った。
火葬が終わりお骨を拾う。
頭蓋骨がきれいに残っていて、骨になってもキャスリンちゃんはイケメンで驚いた。
細くて小さい、直ぐに崩れてしまう骨を拾いながら、
一瞬「食ってやろうか。」と思った。
でも、隣に立っている人の良さそうな火葬屋さんを困らせそうなので辞めた。
「今日も遅くまでお仕事なんですか？」と聞くと、その日も終わるのは0時過ぎになるらしい。
毎日夜中過ぎまで働いて、めちゃ儲かってるのか？と思ったけど、そんな雰囲気でも無かった。
火葬車は高級車の新車で、火葬炉との初期投資がすごいのかな？と思ったり、フランチャイズっぽいので、本部が利益がっつり持ってくのか？等と適当な妄想をした。
キャスリンちゃんとは、同じ部屋で寝起きしていたので、1人残されて辛いです。
私は旅に出ようと思います。
どこに行くかはまだ決めてないけど、せっかく沖縄に居るので、西の方角に行こうとぼんやり考えてます。
本当はキャスリンちゃんが亡くなった事を書きたく無かったんだ。
文字にしなければ、ネットの世界では、キャスリンちゃんと私は永遠に楽しく生きてる事にならない？
でも、何故か義務感を感じて書きました。
キャスリンちゃん、私の元に来てくれて、幸せをくれて、本当にありがとう。
今世か、私が死んだ時でも、また会えたらいいな。
